頭痛はいろいろな原因によって起こります。風邪、二日酔いの類から重大な脳の病気に至るまで沢山ありますが、カイロプラクティック療法では、主に二つのタイプを扱います。常習性の頭痛として、脳の髄膜(ずいまく)などの血管が過度に収縮して起こる片頭痛(血管収縮性頭痛)と、頭の筋肉の緊張によって起こる頭痛(筋緊張性頭痛)です。片頭痛は、片側だけというわけではありませんが、どちらかというと、左右差が大きいもので、自律神経系のもです。低気圧を敏感に察知し、これから雨が降ってくるのが分かる・・・というものです。筋緊張性頭痛は、いわゆる首や肩の凝りによって起こります。その肩こりがひどくなると、吐気・頭痛を伴います。以前は男性の肩こりの患者さんなど、殆ど来ませんでしたが、パソコンが普及するにつれて、男性も肩が凝るようになりました。又、肩こりに代表される筋肉の凝りには2種類あるという事はご存知でしょうか。血行不良による凝りと、神経的な凝りです。神経的な凝りというのは、背骨の歪みによって神経が筋肉に充分伝わらないために、筋肉が充分機能しないために起こる凝りです。マッサージに頻繁に通っているにもかかわらず、ガンコな肩こりに悩まされているという方は、この神経的な凝りが原因と考えられます。 |
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