ヘッダーイメージ 本文へジャンプ

「特 集」
 アーカイブ
本文

特集TOPへ


 '08/11月の特集
■ぎっくり腰の応急処置
  西洋では、「魔女の一撃」と言われている、いわゆる「ぎっくり腰」ですが、つまり急性腰痛症です。ひどいものは、身動きも出来ず、初めての人にとってはショックです。不幸にもそういう状況に陥ってしまったら、迷わず氷で患部を冷やしてください。まず、蒲団(ふとん)の上にうつ伏せになります。腰の下にクッション等を差し込むと、体が比較的ラクです。そして、スーパーで豆腐等を入れる薄い袋を、2重・3重にして冷蔵庫の氷を入れ、水が漏れないように輪ゴムで入れ口をくくります。それから、腰の上にティシュを4・5枚置いた上に、その氷の袋を乗せます。もちろん、その上から蒲団等をかけます。2時間置きぐらいに10分間ずつ冷やします。必ずタイマーで10分セットして、それを4~5回繰り返しながら安静にして寝ています。氷は、溶けている間は0℃ですから、0℃以下にならず、冷やし過ぎになりません。(保冷剤は、0℃以下になります)。それで先ず急性炎症の拡大をおさえます。ここで風呂に入ったりすると、その時は「やれやれ・・・」と、治ったような感じで気持ちいいのですが、翌朝余計ひどくなって起きられません。多くの人は、風呂に入って失敗するのです。もちろん、飲酒はもってのほかです。

  「ぎっくり腰」は、じっと寝ているだけではなかなか痛みがおさまらず、カイロプラクティック療法で治療すると、早期に改善します。応急処置として患部を冷やすと共に、患部にかかっているストレスを取り除いていきます。こんな時は、ポキポキしないで別の方法で、病因となっている骨盤の歪みを取っていきます。そして、頚椎を調整して全身の神経の流れを整えます。その結果、帰りは、かなり楽な状態になって帰れます。要するに、痛み止め・湿布薬だけでは、なかなか改善しないという事なのです。ただし、腰痛といっても胆石など内科的なものもありますので、注意が必要です。一般に、動かして痛いものは、整形外科的なものですが、「ぎっくり腰」もひどくなると、じっとしていても痛いので、一概に言えません。腰痛は、繰り返すたびに慢性化して治り難くなりますが、心がけ次第で充分克服出来ます。その辺のところは、今後カイロプラクティック療法の観点から折に触れて述べていきたいと思います。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '08/12月の特集
■膝の痛み(と膝の使い方)
  ゴルフでよく膝を痛めます。ソシアル・ダンスで膝を痛めます。そして、台所仕事でも膝を痛めます。それらは、共通した膝の使い方になってしまいがちです。つまり、ややもすると、無意識に悪い膝の使い方になっています。それは、脚に体重をかけた状態で、膝を頻繁に捻(ひね)っている人が多いためです。台所では、ガスレンジで調理しながら、後ろのテーブルの食材を取るために、頻繁に振り返ったりします。その際、無意識に片脚の膝に体重を乗せた状態で、膝を捻ってしまうのです。その事は、膝関節の軟骨にとって決して良くありません。やがて炎症を起こしてしまいます。なるべく膝の上と下の骨を一緒に回すように動かしましょう。ゴルフでスゥイングする時も、ソシアル・ダンスでターンする時も、同様です。以前、NHK教育テレビの医療番組で、一流のプロ・ゴルファーがそれに触れていました。その内容は「両足のツマ先を開いてテイク・バックしていたために、上半身にタメが出来ないばかりか、うっかり膝をコネってしまっていた。そして膝を痛めた事があった」ということです。

  又、イスやソファーに腰掛けている時に、脚の疲れを取るため(?)両脚を台の上に乗せている人がいます。しかし、注意しましょう。関節というのは、他動的に限界まで伸ばし続けると負担を掛けることになります。これを習慣的にやっていると、やがて膝が痛くなり、ひどくなると正座出来なくなります。正座する機会が多い人は困ります。勿論、和式トイレの使用はムリです。それから、最近通販などで膝のサポーター買って使っているお年寄りを、よく見かけます。しかし、そのサポーターのために、逆に膝が痛くなっている人が少なからずいます。そして、ひどくなって歩けなくなっている人もいました。どうして悪くなったのか気が付かず、膝にいいからと思って、益々サポーターに頼りきっているのです。きついサポーターを一日中付けっぱなしにしてはイケません。遅かれ早かれ、血行不良で痛みが出ます。関節に負担がかかる時以外は外しましょう。保温のためでしたら、膝だけでなく下半身全体を暖めることです。

  整形外科に通院しているお婆さんの大半は、膝の痛みです。デンキを照射するだけでは、一時的に症状をごまかす以外、いつまで経っても治りません。変形性膝内症等、一旦悪くなった膝は、ちゃんと「治療」しないと治らないのです。リウマチや半月板損傷等でもない限り、カイロプラクティック療法で丁寧に治療していけば、膝の痛みは取れます。10年・20年と痛かった膝でもです。後は脚の筋力アップと、必要ならば多少のダイエットをすれば大丈夫です。普通で10回、多くても15回も通院・治療すれば充分です。65歳以上の方でも、充分間に合います。膝痛を治しますと、旅行でも温泉でも、どこへでも行けますヨ。治療期間・交通費、その後の充実した生活を考える時、自由診療でもカイロプラクティック療法の方が、絶対に安いと思いますが・・・あなた次第です。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/1月の特集
■腰筋のストレッチ
  休日、家族サービスの長距離ドライブや、久しぶりにスポーツをします。翌朝、会社に出かけようと、顔を洗って上体を起こそうとしたトタンに、、魔女の一撃。こうならないために、いい方法があります。少し腰が重いなと思ったら、ぜひやってみてください。朝、起き抜けにだけ起きるタイプの、腰痛にも効果があります。これをやると、トタンに腰が軽くなります。つまり、腰の筋肉のストレッチです。先ず朝起きたら、畳かジュータンの上に、仰向けになります(フトンやベッドの上では、柔らか過ぎてダメです)。次に両膝をくっつけて深く曲げます。その両膝をお腹近くまで引き寄せます。一方、両手をお腹の上で組み、両肘で体を固定するように畳の面をおさえます。そうしたら、引き寄せたままの両膝をゆっくりと右側に(片側に)畳に触れるまで倒していきます。つまり、腰を捻ります。そして腰の筋肉、特に深部の筋肉を充分伸ばします。次にその膝を真上に戻し、左側(反対側)に、畳に触れるまでゆっくり倒して腰を捻ります。それを左右交互に2・3回ずつやります。左右腰を捻った時、捻ったままの姿勢を、15秒ぐらいずつキープします。次に両手で、深く曲げた両膝をかかえて引き寄せた状態で、丸くなった腰を畳の面に当たるようにして、そのまま背中を転がすように、グリグリと体を前後にセットで、5・6回揺すります。どちらも、決してやり過ぎないことです。ストレッチ全てに言えることですが、以上の動作は全てにおいて、なるべくゆっくり行うことです。せっかちに、シャカシャカやってはイケません。

  さあ、立ち上がってみてください。今しがた迄重かった腰が、軽くなったでしょう!これは、あくまで悪くなる前の予防の体操ですから、ギックリ腰になってからは、決してやってはイケません。腰痛が悪化するだけです。特に、腰椎ヘルニアの人は、絶対にやってはイケません。腰を捻ることによって、ヘルニアが飛び出す方に作用します。人によっては、急性の腰痛になってから「そういえば、腹筋もしばらくやっていなかった・・・」とかいって、運動して悪化させる人がいるのです。本末転倒です。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/2月の特集
■自分で首をポキポキ
  よく、自分で首をポキポキしている人を見かけます。人前で緊張したり、間が持てないのかクセになって頻繁にやっている人がいます。精神的なもので、チック症状みたいになっているのです。たとえば、以前のビート・たけしさん。お医者さんから、止められたんでしょうか、最近はやりませんネ。ストレスでもあったんでしょう。中には、カッコいいと思ってやっている人もなきにしもあらず・・・。しかし、首をポキポキするのは、今すぐにやめましょう。そのままやっていると、そのうち大変な事になってしまいます。いつもポキッ!と鳴っているのは決まった一箇所の関節だけです。そして、その関節が動き過ぎになって、やがて首に痛みが出ます。専門的には「関節の可動性亢進(こうしん)」と、いいます。腕や指先にシビレや痛みが出れば、頚椎ヘルニア等です。ポキッとしなくてもシビレや痛みがあると、変形性頚椎症・脊柱管狭窄等が疑われます。手・脚のシビレについては、他にも脳疾患など、いろいろな病気が含んでいます。

  ちなみに、カイロプラクティック療法でポキッとやっているのは、動きが悪い所に動きを付けてバランスをとるためと、椎骨のズレを取るためにやっているのです。決して動き過ぎの所は、やっていません。ますます不安定になってくると、チョット動かしただけでもポキッと鳴ってしまいます。やがては、痛みで夜眠れなくなります。首を少し動かしただけで、腕や指先に激痛が走ってしまいます。整形外科等のまっすぐ引っ張る式の牽引では、強力な割りには症状はなかなかおさまりません。一般的に、まっすぐ引っ張っても、伸びやすい所が伸びるだけだからです。カイロプラクティック療法の施術では、目的の箇所に限局し、ピンポイントで牽引出来るのです。患部や、患部以外への負担が少ない上に、少ない力で効果的に作用します。そして比較的短期間で症状が改善します。変形性頚椎症の場合でも同様です。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/3月の特集
■手・脚のシビレと脳梗塞
  手・脚のシビレで最も怖いと感じるのは、脳梗塞でしょう。特に気を付けたいのは、比較的軽い症状の時です。ある朝、軽い手脚のシビレを感じて病院に行ったら、いきなり脳梗塞と診断され、即開頭手術。なんて事もあるのです。そしてリハビリの後、以前と全く変わらない様子で平気でバイクに乗っている。といった事が実際よくあるのです。それは、他の要因と共に、対応が早かったからです。何の先ぶれも無く(?)突然襲ってくる脳梗塞。2月の特集で、カイロプラクターの立場から、手にシビレの出る病気を、いろいろ紹介しました。他にも肩凝りで、手に向かう血流が悪ければシビレますし、横向きに寝ていれば下になっている腕が、やはり血行不良でしびれます・・・。本当は、ちょっとでも疑わしければ病院に行くに越したことはありません。病気には、早期発見が一番なんですから。しかし、忙しい私達にとって、たびたび会社を休む訳にはいきません。そこでその目安にしていただきたいのは、


  脳梗塞の簡単な判別法としての四つの項目
です。(これは学生の時、内科学で教わったものです。)①手・脚の同側にシビレがある。②物が二重に見える。③舌がもつれる。④激しい頭痛がする。以上の項目二つ以上と「めまい」が加わった場合は、事の重大性を認識してください。そして迷わず、病院へ行くなり、連れて行くなりしてください。その時に留意したいのは、元々頭痛持ちの人、頚椎が悪く手や脚にシビレがある人等、既往症との問題でちゅうちょする事です。間違いを恐れるあまり機を逸するのは、避けなければなりません。又、間違っていたら、その時はむしろ神に感謝すべきです。あなたの愛する人なら、なおさらの事です。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/4月の特集                      
■腰痛と骨盤の歪み
  先ず、私達の骨盤というものを、簡単にご説明します。構造的には、、縦位置に上から第五腰椎(一番下の腰椎)と、仙骨、尾骨が連なり、仙骨を挟む形の、左右に寛骨という板状に広がった骨から成り立っています。各々、互いに多少の可動性があります。しかし、背骨全般に言えることですが、この機能的な可動性があるがゆえに、ややもすると筋肉のアンバランスが生ずる事によって、歪みが出てしまうのです。そして、時としてそれが障害になってしまうのです。人の骨格は、ある意味では、建物と同じように構造物でもあります。例えば、歪んだ建物をいくら補強しても、力学的に無理があります。歪みを取って、正常な形にしてから補強した方がいいに決まっています。この場合の補強とは、筋力強化です。一方で、人の骨格は骨盤が歪むと、左右の足の長さが違ってくるような仕組みになっています。そうしますと、骨盤が傾き左右のバランスが崩れてきます。加えて、筋肉や靭帯に連鎖反応的に悪影響を及ぼします。例えば、股関節や膝関節に影響が出て、痛みを生じさせたりします。そして後ろから見て、背骨をS字状に曲げてバランスを取ろうとします。つまり、背骨が曲がってしまうのです。それが固定化し、側湾症へと向かいます。

  背骨の脊髄からは、手や脚・各臓器等に神経を送り込んでいますので、それ等に影響が出かねません。カイロプラクターは、骨盤の歪みに腰痛の主な原因を見出します。もちろん、筋力不足は重要な要素ではあります。腰痛には、腹筋運動、あるいはウォーキングをしなさい、とよく言われます。しかし、時として、腰が痛いまま運動を始めるのは、どうでしょうか・・・?たいていの慢性腰痛の患者さんは、一進一退何時でも痛みのある状況にあるからです。腰痛を克服するためには仕方がないと言う考え方は、あるかも知れません。そこで我々は「骨盤の歪みをとってから、運動してください」と、申し上げます。カイロプラクティック療法で骨盤の歪みを取っていきますと、程なく症状は消えます。そうして、歪みを取りきった後に運動して、筋力強化してくださいと、提案します。「健康は正しい姿勢からもたらされる。」と、いうのがカイロプラクティックの考え方ですから・・・。構造的・機能的にも効率よく運動出来て、腰痛の再発から体を守ります。              
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/5月の特集
■ウォーキングと万歩計
  通販などで万歩計をよく見かけます。実際、多くの人が使っているようです。そして、「昨日は一万歩歩いた・・・。」とか、言っているのをよく耳にします。しかし、果たしてそれで(満足して?)いいんでしょうか・・・。先ず、何のためにウォーキングしているのか、考えてみましょう。主な目的としては、①(外見上の)ウエイト・コントロール、②腰痛予防、③メタボリック・シンドローム予防、などがあげられると思います。

  ①のウエイト・コントロールですが、運動で体重を落とすのは、容易ではありません。相当長時間やらない限り難しいと思います。何時間もトレーニングするスポーツ選手ならいざ知らず、忙しい私達にはなかなかその時間は作れません。又、長時間の運動は関節の負担になりかねません。ちなみに、散歩程度のウォーキングでは、エネルギー消費量は少なく筋力もあまり付きません。結局、体重を効果的に落とすには、ダイエットしかないのです。ただ、運動すると、フィットネスといって弛んだ筋肉が引き締まり、たとえ体重が変わらなくても痩せた様に見えることは確かです。そのためには、筋力の付く歩き方、つまり早足で歩くことです。出来れば、競歩並に両腕を振ってフル・スピードで歩くのです。15分から20分でいいのです。それ以上やる必要はありません。それを週3回、つまり晴れの日は毎日やるとちょうどいいでしょう。普段やらないで、たまにドカッとやっても気休めに過ぎず、意味がありません。体が慣れた時点で、翌日に疲れが残らない程度が、ちょうどいい運動なのです。疲労が翌日に残り、それが蓄積すると、逆に体の老化をは早めてしまいます。ご存知のように、筋肉が付くとエネルギーを多く消費してくれるので、太り難い体質になってきます。

  ②の腰痛予防でも、同じ事が言えます。長年肉体労働をやった人や、激しくスポーツをやり過ぎた人は、関節を極度に消耗していますので、慢性腰痛など症状の軽減は出来ても完治は難しいのです。肥満も、常に重い荷物を持ち運んでいるのと同じ状態にあるので、肉体労働しているのと同じ事です。しかし、一般のサラリーマンやOLの方などは、筋力不足なだけで、関節自体は消耗していません。ですから、体の歪みを取って筋力を適度に鍛えることによって、腰痛は充分克服出来るのです。いつまでも若々しく、元気なお年寄りというのは、こういう人達なのです。そのためには、会社からの帰宅時間が早ければ、なるべく一駅手前で降りて速足で歩くなどしてください。腕も走る様な感じで大きく振る事によって、血行不良の肩こりは取れます。ハイ・ヒールは会社に置いといて、ウォーキング・シューズで通勤なさってはいかがでしょうか。早足でウォーキングをやりますと、足首やウエストの筋肉は引き締まって細くなり、体型にメリハリが出来てスタイルがよくなります。

  ③のメタボ予防ですが、内臓脂肪を減らす事によって生活習慣病を予防することが出来ます。内臓脂肪は、体に各種の弊害をもたらします。幸い、皮下脂肪に比べ、ウォーキングで減りやすいのです。又、筋肉を付けることによって、脂肪の代謝をた高めます。お年寄りにとって、筋力強化は、とっさの転倒を回避し、骨折を予防します。さらに、ウォーキングによって負荷をかける事により、骨を丈夫にします。結論としては、1万歩歩いたとか、2万歩歩いた・・・とかではなく、時間を効果的に使ってやり過ぎず、なるべく早足で歩いていただきたいと言う事です。           

特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/6月の特集                     
■仕事とスポーツ
  仕事は長期間または一生やり続けます。そして毎日毎日、長時間やり続けることになります。いくら好きで始めたといっても、仕事となると大変です。趣味でやっているのと違って、代価を得る以上、責任と厳しさを伴います。又、それがなければ物事は上達しませんし、達成感も生まれて来ないでしょう。つまり、精神的・肉体的ストレスが伴うという事です。そして誰もが、好きな仕事に就いているとは限りません。経済的な理由から、仕事と割り切ってやっている人が多いことも確かです。肉体労働、デスクワーク、共に朝から晩までやるわけですが、一日中体力を持たせなければなりません。初心者は、ムダな動きばかりですぐに疲れてしまいます。仕事は遅いし、疲労で集中力もなくしていい仕事も出来ません。一方、ベテランの人達は段取りもよく、動きにムダがありません。的確により多くの仕事をこなしてなお、体力的に余裕があります。しかしここで考えてみましょう。動きにムダがないという事はどういう事でしょうか。つまり仕事に必要な筋肉以外では、殆んどエネルギーを使っていない、という事ではないでしょうか。ですからエネルギーを節約する事によって、あまり疲れる事なく一日中余裕で仕事が出来るのです。

  しかし一方では、頻繁に使う筋肉には、多くの負担をかける事になります。そこで全身的に、疲労のアンバランスが生じて来ます。これは決していいことではありません。筋肉の凝りによって動きが悪いところが出れば、体型の歪みとなって表れます。いわゆる、職業的な体型です。そこで留意していただきたいのは、「健康は、正しい姿勢によってもたらされる」という、カイロプラクティックの考え方です。それには、スポーツによって、仕事で使わない筋肉を使ってやればいいのです。そうすれば、体全体の筋肉の疲労度のアンバランスが改善されますし、仕事で凝った筋肉は逆に、血流が良くなりほぐれていきます。そして、筋肉の柔軟性が回復します。スポーツは一度に沢山の筋肉を激しく使うので、長時間は出来ません。しかし、筋肉の(凝りの)アンバランスを短時間で解消出来るのです。建築労働者や農業従事者などでも、同じ事が言えます。体力を一日中持たせるために、案外限られた筋肉しか使っていません。おまけにその限られた筋肉を酷使しています。肉体労働の人こそウォーキングなどをやって、筋肉のバランスを整えて欲しいと思います。そして、もろく延びが悪くなった筋肉をストレッチして、スポーツマンのような良質の筋肉に作り変えて欲しいと思います。

  以上は、血流の改善による凝りの解消です。とかく、凝りといえば、手っ取り早くマッサージと考えがちですが、強いマッサージを常用することで、毛細血管が切れることによる「筋肉の石灰化」を招きます。背中の筋肉が硬くなって、益々強いマッサージじゃないと利かなくなってしまいます。なるべくなら、運動による血流で凝りの解消を図った方がいいのです。しかし、特定の筋肉が慢性的に凝る事によって、骨が一方に引っ張られ続け、脊椎に歪みが生じた場合は話は別です。その場合は、脊髄から出る神経のインパルスの流れが阻害され、筋肉に充分到達しなくなります。それによって起きる筋肉の凝りは神経的な凝りであって、もはや運動やマッサージでは取れないのです。カイロプラクティック療法で頚椎などの背骨の歪みを取って、インパルスの流れを完全に回復するしかないのです。言い替えれば、カイロプラクティック療法でしか取れない凝りなのです。        
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/7月の特集
■腰痛ベルトの正しい使い方
  腰痛ベルトには2種類あります。一般的には、ナイロン布製の物で、後ろの2箇所に板が入った物を使います。大小のマジック・テープが付いています。ギックリ腰やヘルニア・すべり症などに使います。又、ゴム製(布製もある)で板が入っていない物もあります。これは「骨盤ベルト」といって、骨盤の靭帯(じんたい)が緩み、解離することによって生ずる腰痛治療のためのベルトです。ウエストより下の骨盤周囲に巻き、緩んだ骨盤を固定するために使います。別の使用目的の物を使っては、全く意味をなしません。ここでは、最も使用頻度の多い、後ろに板が2枚入った物を「腰痛ベルト」として、ご説明します。

  先ず腰痛ベルトの使用目的・必要性から申しあげます。もし腰痛ベルトお持ちでしたら、試しに腰痛ベルトをキツく巻いてみてください。どうでしょう・・・、腰が動かし難くありませんか?前カガミになろうとしても、ベルトが邪魔して体を曲げ難いですよネ。つまり、腰の動きが制限される事によって、その分多少の安静が保たれるという事なのです。その事が、大事なのです。本院では、腰椎ヘルニアなど回数のかかる患者さんには、必ず腰痛ベルトをつけていただきます(但し、販売はしていません)。腰痛ベルトそのものは、治療とはいえません。しかし、多少の安静に保てる事によって、カイロプラクティック療法の治療効果が上がります。と同時に、治療回数も少なくて済みます。取り分け、肉体労働者の人達は、本当は仕事を控えてなるべく安静にしながら治療を受けて欲しいのです。しかし現実は、それを許さないでしょう。そればかりか、なるべく早めに職場復帰したい、という事になってしまいがちです。時には、最初から仕事を続けながら・・・という事になりかねません。

  腰痛ベルトは治療の一助になりますが、正しく使用しないと意味をなしません。ここでは、腰痛ベルトの正しい使い方をご説明します。先ず手を後ろに回し、ご自分の腰を触ってみてください。両手の中指で腰の一番下の骨を確認してください。次にその指を、各々外側に3・4センチ程横にずらせます。そうしますと、各々尖がった硬い骨が指先に当たります。その硬い骨に腰痛ベルトの板が当たるように巻き付けます。ウエストの位置でけっこうです。先ず最初に上・下、裏・表を確認してください。次に、上の細い帯のマジック・テープを外します。そして、大きい方のマジック・テープでキツくない程度に留めます。次に上に付いている、両側の細い方の帯を強く引っ張って、各々のマジック・テープで留めます。ここで重要なのは、腰痛ベルトはズボンの上から巻くということです。ダブルのスーツやオーバー・シャツなど、上着は腰が隠れる程の丈を着用します。そしてお腹まわりが苦しくなったら、上着のスソから手を入れて細い方のマジック・ベルトを少し緩めます。そして少しラクになったら再び、細いマジック・テープをキツく締め直します。つまり、なるべくしっかり固定すると同時に、常に締め具合を調節出来るようにしておくということです。

  腰痛ベルトは、先の理由で強く固定しないと意味がありません。それから大切な事は、1時間に1回ぐらいは、2・3分でいいですから腰痛ベルトを完全に外して、腰周りに血流を入れてほしいということです。そういう状態で、当初は寝ている時以外は1日中使います。そして、寝る時は必ず外しましょう。その後の事は、症状が改善するにつれて、巻き方や時々外すタイミング等、実際の症状とその経過に即応して指示していきます。それから、腰痛ベルトは頼り過ぎてもイケません。腰痛予防にと思って、常用しないことです。腰痛予防のためには、あくまでも(骨盤の矯正と)脚・腰の筋力強化しかないのです。腰痛ベルトの常用は、腰部の筋力低下を招きます。つまり、必要に応じて使う。正しく使ってこそ道具です。        
特集TOPへ

▲目次へ戻る


 '09/8月の特集                      
■ぎっくり腰は、皆同じではありません
  整形外科領域における急性腰痛症、いわゆる「ぎっくり腰」は、皆同じではありません。分類別に対策が必要です。以下を参考に、再発予防を心がけてください。痛い箇所としては、大まかに3箇所に分類されます。①腰椎の部分が痛いもの、②腰椎の横(左右どちらか)の筋肉部分が痛いもの、③少し下の(両側にある)突起部分周辺が痛いものです。

  ①の腰椎の部分が痛いものですが、主に椎間板に起因するものと、関節に起因するものとがあります。椎間板に起因するものというのは、いわゆる椎間板にヘルニアが出来ているという事です。進行すれば、片脚にシビレや痛みが出てきます。ゴルフによる腰の頻繁なヒネリなどによって起きます。椎間板に裂け目が生ずることによって、中のモノがせり出してきて、そこに炎症が加わると神経を刺激します。他に腰椎すべりなどもあります。腰椎の関節に起因するものとしては、関節の「引っかかり」によって起きる痛みです。朝、顔を洗った後や、荷物などを持って上体を起こそうとした時など、突然襲ってきます。軽い動作で起きた時ほど、疲労によるストレスがたまっていた事になります。。

  ②の腰椎横の(両側又は)片側の筋肉部分の腰痛ですが、「ぎっくり腰」としては、最も多いタイプです。これは筋膜炎によるものです。筋膜というのは、筋肉を包んでいて、筋肉が伸び縮みする時にスムーズに動くためのモノです。筋膜の中を筋肉が、滑るように動きます。要するに、腱(けん)の腱鞘(けんしょう)に当たるものです。腱は腱鞘の中を移動しています。過度の使用によって腱鞘炎を起こすと、腱が引っかかり動きが悪くなり痛みを生じます。腱鞘に炎症が起きるものは、腱鞘炎であり、筋膜に炎症が起きるものは、筋膜炎です。皆さんに出来る対策の一つとしては、ウエストのキツ過ぎるズボンや下着のサイズを適正なものに上げることです。

  ③の腰椎両側にある骨盤上部の、突起部分周辺の腰痛です。これは仙腸関節の炎症によって起きた腰痛です。①②の「ぎっくり腰」は症状はともかく、治療すればすぐに良くなるのに対して、一番厄介で、治療期間も長くかかります。仙腸関節は、歩く時に多少可動性のある関節です。その際に痛みが発生して、歩行が困難になります。例えば以前、弊院に見えた元チアリーダーです。飛び上がった時、脚を180度くらい開いたりします。訓練では180度以上開いている事になりなす。体重をかけるなどして過度に開脚を続けた場合、脚の筋肉の強さに負けて、どうしても仙腸関節に無理がかかり、解離し炎症を起こしてしまうのです。それは、左右の開脚の場合も、前後の開脚の場合も同じ事です。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/9月の特集
ストレスと鬱症状・自律神経関連-その1
  自律神経というのは、内臓の筋肉の働きを、制御している神経です。その中枢は大脳の奥、視床下部という所にあります。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、それが互いに拮抗(きっこう)状態にあります。交感神経が勝っている時というのは、よく「アドレナリンが出て・・・」等といいますが、いわば戦いの状態です。生き残ること優先の臨戦態勢です。内臓のケアなど二の次で後回しの状態です。捕らえ方に寄っては、仕事も職場もサバイバルと一緒です。胃がキリキリ痛くなってくるかも知れません。

  副交感神経は、主に夜働く自律神経です。たとえば、血管を拡張させます。加えて安静時、血液がゆっくり流れることによって、昼間痛んだ毛細血管を修復します。又、胃や腸の働きを活発にします。昼間の興奮状態を引きずって、いつまでも眠れずにいると、副交感神経が働いて来ません。つまり、内臓の働きに影響を及ぼします。私達が食べたものは、胃で消化され、腸で吸収されます。胃や腸の働きが悪ければ、摂取した栄養が体に充分行き渡りません。結果的に体調不良として、悪影響を及ぼします。疲労倦怠感、不定愁訴など自律神経失調としての、顕著な症状として表れてくるのです。カイロプラクティック療法の自律神経に対するアプローチは、副交感神経の働きを活性化します。長期間、心療内科に通院していた人も、本院のホーム・ページをご覧になり、最初は半信半疑で通院されます。回数こそ少なからずかかりますが、結果的には治療期間が大幅に短縮され、喜んでいただいています。自由診療ですが、会社を休職したり、長期間通院の交通費などを含めて考えると、逆に費用は安く、メリットは多いと思います。ただし、治療に来られなければ、その限りではありません。

  自律神経関連の治療を、全部薬でするとなると大変です。1年でも2年でも長期間、毎日毎日薬を飲み続けなければならないのです。前述のように、私達が食べたものは薬を含めて小腸で吸収され、肝臓で処理されます。肝臓は、言わば化学工場です。肝臓における最優先の役割として、解毒作用があります。薬のある程度はここで「解毒」されます。そうなると、肝臓本来の重要な機能まで充分にテが回りません。つまり、過度の飲酒の人の肝臓は、アルコールの処理を優先するあまり、脂肪の代謝などは後回しになってしまい、それが溜まって脂肪肝になるのと同じ理屈です。結果として、体に必要な物質を合成する肝臓本来の機能が低下し、体調不良の症状として表れます。又、最後まで残った薬の成分は、腎臓でコシ取るので、腎臓にも負担をかけます。長期間鬱症状に悩み、痩せ衰えた人の姿は、薬の副作用も少なからず反映しています。薬は私達の健康に寄与し、無くてはならない利便性があります。しかし効果的に活かして使ってこそ、「薬」です。

  突然、別の治療に全て切り替えるというのは、不安があるかと思います。又、そんな必要もありません。そこで提案ですが、試しに一定期間、5回でも10回でもいいでしょう、かかりつけのお医者さんの治療と併用しながら、本院の治療を受けてみませんか?本院では、本院の治療の経過をお医者さんに報告していただくこともあり、程なく職場復帰の同意をいただいてもらったりしています。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/10月の特集                      
■ストレスと鬱症状・自律神経関連-その2
  私が高校生の頃、先生から聞いた話があります。昔、旧制一高の学生が、「人生イワク不可解」という言葉を、傍らのの立ち木に書き残し、日光華厳の滝に飛び込んで亡くなったということです。哲学的に、物事を深く追求する人だったのでしょう。学問として、解決すべき事柄を、解決に向かって深く追求するのはいいでしょう。しかし、例えば「宇宙の終焉」などといった、どう考えても解決出来ないことなどを考え、思い悩んでもしかたがありません。つまり、アタマは使っても、悩むなということです。そんな壮大な事でなくても、身近な例を上げれば、どうしてもウマのあわない上司の存在などあるかも知れません。しかし、現実は配置転換をしてもらえない、会社を辞める訳にもいかない。その上司の顔を見ているだけで、胃がキリキリ痛む・・・。よくある事です。このように、考えてもどうしても解決出来ない事は、やはり一切考えないことです。しまいには、身も心も破綻してしまいます。しかし、考えまいとすればするほど、アタマがそっちへ行ってしまうのが人の心の常というものです。そこで、それを考えないようにするには、どうすればいいのか・・・?

  それには、脳唯一の栄養素であるグルコースの、脳に行く量を制限することです。お酒でそれをするより、スポーツで思いっきり体を動かすのが、健康的でいいでしょう。体中の筋肉で沢山の血液を使うため、脳にあまり血液が行かなくなります。つまりアタマが空っぽになるということです。武道などヘトヘトになるまで激しいスポーツをやっている人ほど、普段は心が穏やかです。例えば、柔道の山下さんやヤワラちゃん、畳の上以外ではいつもニコニコしています。健全な体には、健全な精神が宿るのです。道を踏み外している子供は、勉強もスポーツもやっていない子が殆んどです。時間を持て余しているのです。自信も誇りも持てない焦りの心に、悪魔が囁くのです。都会のサラリーマンやOLは、ヒマがないという言い訳で、あまり運動をしません。そして、何が面白くないのか、いつも仏頂面をしている人が多いのです。誰も見たくないそんな顔に、福は招きません。試しに、鏡に向かって、にっこり笑ってみましょう。どうです?けっこういい顔になってくるでしょう・・・!?田舎の人は実によく笑います。そのせいか、田舎では、鬱病なんて、聞いたことがありませんでした。

  重ねて、悩み多き人に言いたい。殆んどの人は、極端に言えば、都合の悪い事を考えるのを避けて、ごまかして生きているのです。好むと好まざるとに、かかわらずです。それは、心の健康を保つための安全弁だからです。不必要な事を考える時間を作らない事も必要です。孤独に弱い人は、(相性の合う人と?)結婚することです。昼間、仕事に没頭するのもいいでしょう。夜、フトンに入ったらすぐ眠りに落ちることも大切です。要するに、悩んでいるヒマなど作らないのです。熟睡するためには、副交感神経が働かなければなりません。カイロプラクティック療法による背骨へのアプローチは、その環境を容易に整えてくれます。毎度申し上げているように、副交感神経は内臓の筋肉を活性化する神経です。私達が摂取した栄養素は小腸によって吸収され、血管によって全身に供給されます。小腸壁も血管壁も筋肉によって構成されています。副交感神経が活性化していなければ、これらの筋肉、つまり胃も腸も血管も心臓も充分働いてくれません。内臓の働きを活発にし、いつも疲れている悪循環の状態から脱する事が大切なのです。心と体は不可分です。気力体力を充実させて、全てプラス思考!それで事に当たれば、勝利は遠からずあなたのものです。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/11月の特集
■カイロプラクティック療法は、過労死を予防します
  テレビのニュースなどで、過労死をめぐって訴訟沙汰・・・等というのが、よくあります。生産コストの面で、外国との競争に打ち勝つために、手っ取り早く人件費が問題視されます。リストラに会わないまでも、職場に残れた側も大変です。削減された労働力を補うために、残業の毎日です。管理職は残業手当が要らないことをいい事に、名ばかり管理職でサービス残業の毎日です。身も心も疲れきってしまいます。そこで不幸にも過労死に陥ってしまうのです。過労死は、なぜ起こるのでしょうか・・・?人間、筋肉疲労だけでは、そう死にません。では、なぜ死に至るのでしょうか・・・。過労により、心臓や肝臓・腎臓などが多臓器不全になってしまうからです。「不全」というのは、機能しなくなるという意味です。内臓がダメになったら、動物は生きて行けません。人間も然りです。では、なぜ内臓がダメになってしまうのでしょう?そこで登場するのが、毎度お馴染み自律神経という物です。自律神経というのは、内臓の筋肉を制御している神経です。自律神経には、交感神経と副交感神経というのがあります。健康な人というのは、それがバランスよく保たれています。しかし、過労によるストレスがあると、そのバランスが崩れてきます。そして、精神的に肉体的に異常をきたします。

  ペットの犬などは、自分の毛をかきむしって、抜いてしまったりします。狭いケージの過密状態で飼育されているマウスは、共食いをしてしまいます。彼らの内臓は激しく傷み、口にこそ出せませんが、ひどい症状があるはずです。人間とて形こそ違え、同じ事が言えます。ある人は愛しているはずの肉親に対して行為が向けられ、それが出来ない人は、自分自身に向けられます。度重なる自傷行為を繰り返し、重度の不定愁訴に悩まされるのです。夜、眠れません。夜眠れないと、余計体調を崩してしまいます。カイロプラクティック療法の背骨へのアプローチは、特に副交感神経を活性化します。そして夜、熟睡可能な環境を容易に作り出します。夜熟睡することによって悩みを遠ざけ、副交感神経の働きによって内臓の筋肉を活性化するのです。内臓の筋肉の活性化によって内臓の働きが活発になり、私達が食べた栄養が体に充分行き渡るのです。反対に、内臓の働きが悪ければ命を保つための必要な栄養が行き渡りません。結果として死に至ることになります。そうならないためには、副交感神経が働かなければならないのです。副交感神経の働きを阻害する最大の要因は、慢性的な過労による心と体のストレスです。過労死は、こうして起こるのです。

  一度慢性疲労に陥ってしまった心身は、多少休息をとったところでなかなか回復しません。内臓が弱りきっているからです。カイロプラクティック療法の背骨へのアプローチは、先に述べました理由から、それを早期に解決へと導いてくれます。くれぐれも、あなたの愛する人を亡くさないように気をつけましょう。        
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '09/12月の特集                      
■椎間板ヘルニア発症のメカニズムと原因
  本院の患者さんの多くは、頚椎または腰椎ヘルニアの患者さんです。その治療施術法は、平成9年5月から同じやり方でやっています。アメリカ人の先生のセミナーを受けた後、試行錯誤しながら、自分に合わせて改良を加えました。ですから、本院と全く同じやり方でやっている治療院はないと思います。あるとすれば、本院に治療に来たふりをして、こっそりやり方を習得して帰った人に違いありません。椎間板ヘルニアは、治療回数がかかるのに、一回こっきりしか来ない、同業者らしい人が時々見えるのです。

  先ず、椎間板について、ご説明します。私達の背骨は、円筒形の骨(椎骨)が数多く重なっています。その椎骨の重なりの間には、「椎間板」という円盤状の物が挟み込まれています。つまり、椎間板というのは、読んで字のごとく、椎骨の間にある板という意味です。椎間板の水平方向の断面では、密着してウズマキ状に「繊維輪」という軟骨状の物があり、その中心部にゼリー状の「髄核」という物が納まっています。椎間板は水を含んだスポンジのようになっており、上方向からの圧力に耐えるための、クッションの役割をしています。その水分量は、若い時ほど多く、年齢と共に減少して行き、高齢になると全くなくなってしまいます。又、水分量は朝と晩でも変わります。夜寝ている間は、椎間板に圧力がかからないために、朝起床前に最も多く含んでいます。そして昼間起きて活動する間に、少しずつ水分が抜けていきます。就寝時には、最も水分が少なくなっています。ですから、若い人の場合は、朝と晩では身長が3センチぐらい違います。年齢と共に、椎間板の水分が少なくなるにつれて、繊維輪の弾力性がなくなってモロくなってきます。    

  椎間板ヘルニアは、そのモロくなった繊維輪に、繰り返しかかるストレスによって起きます。言わば、金属疲労のようなものです。特に椎間板は、繰り返される背骨のヒネリ運動に弱く、それによって繊維輪に裂け目が出来てきます。その裂け目から、先に述べました髄核がせり出して来ます。つまり椎間板が膨らむ形になります。ヘルニアというのは、膨らむという意味です。そこに炎症が加わると神経を刺激して、神経の行き先である手や腕又は脚に症状が出ます。症状は、シビレ又は痛みです。痛みになると、強力な痛み止めの薬なしには、とても耐えられません。椎間板ヘルニア発症の原因行動には、いろいろあります。腰椎ヘルニアの主なものに、スポーツとしてはゴルフがあり、急激に始めた筋トレ等があります。腰椎部分のいわゆるギックリ腰は、椎間板に起因することが多く、それを繰り返すと椎間板ヘルニアになる恐れがあります。頚椎ヘルニアの場合も、過度に繰り返される首の回転や、筋トレなど弱体化した筋肉で重いものを持つ動作等で起こります。ヘディングをよくやるサッカー選手や、ロックンローラー、ピアニストなどです。又、けっこう多いのは、自分で首を捻ってポキポキ鳴らしている人達です。サッカー選手やピアニストならイザ知らず、好んで自分の首をポキポキ捻って病気を招いている等は、言語道断です。ひどくなると、首をチョット動かしただけで手や腕に激痛が走り、痛くて夜眠れません。

  椎間板ヘルニアが存在しても、必ず症状が出るとは限りません。周辺部に炎症が加わると、症状が起きるのです。手や脚にシビレや痛みがあっても、椎間板ヘルニアのせいではないかも知れません。その場合は、ヘルニアの手術をしても、症状は消えないことになります。手術をしたのに治らないというのは、それが多いかも知れません。MRIでヘルニアが写っている場合、「これはヘルニアのせいだ」と判断されてしまいかねません。大切な体を傷つけて手術を受ける前に、腕の確かなカイロプラクティック療法を、受けてみられてはいかがでしょうか・・・。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/1月の特集
椎間板ヘルニアの治療と、再発予防
  腰痛と椎間板ヘルニアは、密接な関係があります。腰痛の一つには、椎間板由来の腰痛があります。それが進行すると、脚にもシビレや痛みとなって症状が出ます。脚に症状が出る前の状況では、他のタイプの腰痛と混同してしまう事があります。実は治療する上で、これが最大の問題点なのです。他の腰痛では、殆んどと言っていいくらい、腰を捻って治療していきます。その方が、反応が早いからです。しかし、腰椎ヘルニアの治療の場合、腰を捻ることはしていません。治療によるリスクが大き過ぎます。そこで問題なのは、問診と検査です。その際、患者さんはいろいろな言葉で症状を表現します。例えば、「腰がピキピキする・・・」と言った患者さんがいました。これでは、どうにも理解出来ません。脚に症状があっても、必ずしも腰椎ヘルニアとは限りません。又、脚が痛くて歩けない腰椎ヘルニアでも、腰に全く症状がない場合もあります。ですから、少しでも 椎間板ヘルニアの疑いがある場合には、MRIを撮っていただくことにしています。椎間板ヘルニアの箇所も一箇所だけとは限りません。二箇所あっても、その両方とも症状が出ているとは限りません。重症の患者さんの多くは、最初からMRIのフィルムを持って来られます。きっと、本院に見えるまで、それを持って何軒も、病院や治療院を尋ねられたのでしょう。

  脚のシビレや痛みの中に、「腰椎すべり症」というのがあります。腰椎ヘルニアに比べ、大半は五回程度の治療で治り、症状は消えます。腰椎すべりの場合は、腰を捻って治療します。腰を捻るためには、前述のように、腰椎ヘルニアを併発していないというのが前提になります。本院では、腰椎ヘルニアがある場合、腰椎すべり症の治療は、お引き受けしていません。しかし逆に、腰椎すべりがあっても、腰椎ヘルニアの治療はしています。ただし、腰椎すべりがあっても、その症状が出ていない場合に限ります。腰椎ヘルニアが一箇所の場合、片脚にしか症状は出ません。一方、腰椎すべりの場合は、両脚に症状が出ます。そうなると、腰椎ヘルニアによる症状が消えたかどうか、確認できません。腰椎すべりによる両脚の症状が、いぜん残っているためです。つまり、本院では、腰椎すべりがあっても、両脚に症状が出ていなければ、腰椎ヘルニアの治療はやっているということです。

  どの様な治療の場合でも言えることですが、日常の生活、体の使い方が大事です。安静の度合いが高い程、治療効果は上がりますし、治療期間も短くて済みます。椎間板ヘルニアの場合、立っている姿勢で体をそらすのは、頚椎ヘルニアの場合でも、腰椎ヘルニアでも、患部の神経を刺激してよくありません。ハシゴに乗って、天井に向かっての電気工事や内装工事作業をする人などは、注意していただきたいと思います。又、長距離ドライブなど、車の振動も良くありませんし、重い物を持つのも患部にさわります。仕事ならいざしらず、レジャーとしてなら、控えていただきたいところです。本当は、家でじっとして安静にしているに越した事はありません。しかし、忙しい私達は、それもママなりません。乳幼児を抱え、子育て中の女性もいらっしゃるでしょう。働いたり動いたりしている状態でも、多少でも安静に保つためには、腰痛ベルトをします。本院では、重症の腰痛や、腰椎ヘルニアなどの患者さんには、当初から腰痛ベルトをしていただきます。

  腰痛ヘルニアの再発予防のためには、腹筋・背筋を強化する必要があります。ただし、体を仰向けにして起き上がる形の、いわゆる「腹筋運動」は、ヘルニアが飛び出すように作用するので良くありません。では、どうやって腹筋・背筋を付けるのかというと、ウォーキングをやるのが一番です。ウォーキングでは、腹筋や背筋のみならず、脚腰周辺の筋肉が、全てバランスよく鍛えられます。この「バランスよく」が大切なのです。あくまでも、腰椎ヘルニア再発予防のための筋力強化です。続けることが、大事です。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/2月の特集                      
■健康には、マイペースのスポーツ
  スポーツという意味は、楽しんでプレイするという意味でしょう。しかし一方で、プロスポーツというのがあります。職業として勝敗をかけて戦います。アマチュアスポーツでも、オリンピックなどは、勝敗をかけて戦います。勝つためには、ライバルより沢山練習しようとします。そして、いい成績を残そうとします。スポーツは、事の始まりは戦いに勝つための、体の鍛錬から始まったものではないでしょうか。食料確保のため野生動物と戦って捕まえる、利害をめぐって外敵と戦う、等々です。昔は、他国に侵略され戦争に負けると、時には殺されるか奴隷にされるかでした。健康で長生きというより、戦いに勝って生き残らなければ意味がなかったのです。不幸なことに、いまだに戦争はなくなりません。スポーツは、その戦いに備えて、なるべくなら楽しく体を鍛える方法として、考え出されたのではないでしょうか。日本古来のスポーツは武道が殆んどであり、修行と言われるものです。戦いの技、戦いの心構えを習得するものです。西洋のスポーツも形こそ違え、作戦を立ててある意味の戦いです。ですから、時には興奮して乱闘になったりします。

  現代の日本においては、事故死以外、長生きして病気で亡くなる人が多くなっています。そうなると、病気を抱えて長生きするより、健康で長生きする方がいいに決まっています。よく、健康のために体を鍛えるといいます。しかし、体を鍛えた人達は、果たして長生きするでしょうか・・・。相撲取りやプロレスラーは一般人に比べて、健康で長生きしているでしょうか。体を鍛えるとなると、ややもすると、やり過ぎて体調を崩したり、怪我をしたりします。プロのスポーツマン達は、元々運動能力と共に、人一倍健康に自信があった人達に違いありません。しかし、過度の勝つための練習を重ねるうちに、その影響が出てしまうのです。そして、勝つための練習が健康上不可能になった場合、引退の時を迎えるのです。それは、人類の、個人の限界に挑戦するためのモノですからしかたがありません。健康のためのスポーツとは違うものだからです。私達一般の人間は、記録を狙える程の運動神経はありませんし、そのための練習量も確保出来ません。ですから当然、記録にこだわることは出来ませんし、その必要もないのです。飽くまでも、健康優先のヘタの横好きでいいのです。ヘタの横好き万歳です!

  新記録に挑戦と、よく耳にします。私など、カール・ルイスは100mを時速60km以上で走っているに違いないと思ってましたし、そんな迫力でした。しかし実際は、100mを10秒で走ったところで、時速36kmです(車の徐行運転程度?)。プロレスラーが素手で戦ったところで、ライオンはおろか本気モードの犬や猫にもかないません。しかし、人間は頭脳と道具を使えば、どの動物よりも早く走れますし、ライオンにも難なく勝てます。人たるゆえんです。記録はアスリートに任せて、私達は人間として生きようじゃありませんか!そのためには、健康に生きるための、健康に仕事をし成し遂げるためのスポーツです。それには、賢く決してムリをしないことです。慣れた時点で、翌日に疲れが残らない程度がちょうどいいのです。そうすれば、たとえ鍛えるつもりがなくても、自然と体力は付いてきます。翌日に疲れが残る様ですと、それが蓄積して、体の老化を早めてしまいます。内臓等に負担がかかるからです。こうなると逆効果で、何のために運動をしているか分からなくなってしまいます。そういえば、相撲取りって、一般の同じ年齢の人より老けて見えませんか・・・?

  私達の、ヘタの横好きのスポーツでも、そのスポーツの合理的な体の使い方は、あると思います。筋肉や関節を痛めないためには、基本はある程度教わった方が、いいに決まっています。ゴルフに熱中しているお父さん、くれぐれも、椎間板ヘルニアは気を付けましょうネ。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/3月の特集
■偏食とサプリメント、栄養素の過剰摂取
  「口は、禍(わざわい)のもと」と、孔子様がおっしゃいました。これは言葉だけでなく、口に入る食べ物についても言えることです。酒を飲み過ぎる、食べ過ぎる、偏食する・・・等々。餓死は論外ですが、人は往々にして、自分の欲望に負けて病気を招いているのです。テレビのグルメ番組の、太ったキャラクター達・・・彼らの将来行き着く先は、決まっています。しかし、仕事として選んだ以上、覚悟しているかも知れません。食べすぎ、飲みすぎによる栄養の取り過ぎが、体に悪いのは誰でも分かっています。後は、その人自らの意思の問題です。以外に分かっていないのが、ビタミン・ミネラルの過剰摂取による「過剰症」です。これらは、食物だけで取っていた時は、まず問題はありませんでした。しかし最近は、コンビニなどでサプリメントとして手軽に買えます。医師の処方箋も、何もなしでです。殆んどの人は、それで偏食を補っているつもりかも知れません。食物ですとバケツ一杯食べないと取れないような量でも、サプリメントですと簡単に取れてしまいます。それが問題なのです。ビタミン・ミネラルの過剰症は、その過剰摂取を止めても、後遺症として残る場合がありますので、ご注意ください。今回はその主なものをまとめてみましたので、参考になさってください。

  先ず、ビタミンですが、ビタミンには、水溶性のものと脂溶性のものがあります。水溶性のビタミンは取りすぎても、おおむね小水と共に体外に排出されます。しかし、余分に摂取された脂溶性のビタミンは、体脂肪に蓄積されます。ですから、脂溶性ビタミンの過剰摂取の方が厄介です。脂溶性ビタミンの場合の、主な例をあげます。不足すると鳥目(夜盲症)になると言われる、ビタミンAですが、取りすぎると頭痛・嘔吐が起きる可能性があります。ビタミンDが不足すると、骨粗鬆に関係しますが、取り過ぎると腎臓に障害が起きます。又、元々海水に含まれるミネラルは、私達の血液の微量元素として不可欠で、生命活動を担っています。例えばナトリウムがないと、私達の食べた物が、小腸によって吸収されませんし、細胞も生命活動が出来ません。しかし、ナトリウムの化合物・塩化ナトリウム(食塩)を取り過ぎると、動脈硬化や高血圧になってしまいます。カルシウムがないと、私達の筋肉は動きません。心臓も、胃も腸も筋肉で構成されています。骨は、私達の祖先が海から陸に上がる時、カルシウムの貯蔵庫としても構成されました。カルシウムが不足すると、構造物としての骨の強度は保てません。マンガンもそうです。鉄が不足すると血液が、充分酸素を運べなくなってしまいます。

  これらのミネラルは、自然の食べ物に含まれる栄養素としては、微量で貴重なものです。ですから、私達の体には、これらのミネラルをムダに体外に排出しない仕組みが、備わっているのです。それが腎臓です。腎臓は血液を濾過(ろか)して尿を作るところです。その時、貴重なミネラルを再利用するためにコシ取っているのです。人類の歴史の大半は野生の原始生活です。充分な食料確保も、ままなりません。私達の祖先が必死で生き残るために、体が獲得した貴重な能力です。現代では、その大切な機能が、アダとなってしまっているのです。大量のミネラルなどが血液中に含まれると、それをコシ取るのに腎臓が、オーバーワークになってしまいます。その状態が続けば、腎臓にムリが来て、やがて腎不全に落ち入ってしまいます。腎不全というのは、腎臓が役にたたなくなるという意味です。糖尿病も、腎臓がダメになって、コシ取るべき糖が尿に含まれ排出されてしまうので、体にエネルギー源としての糖が不足してしまう病気です。

  ここまで来ますと、当然結論は自ずから出てしまいます。お医者さんの指示でサプリメントを摂る場合は別ですが、栄養はなるべく食事で取るようにしましょう。食事は毎日三回規則正しく摂り、腹八分目にし、季節の物をまんべんなく・・・という事です。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/4月の特集                      
■頚椎へルニアと、女性ピアニスト
  四・五年前、本院にプロの女性ピアニストが見えました。頚椎ヘルニアでした。首をちょっと動かしただけで、腕に激痛が走るひどい状態でした。二年ぐらい前から腕と指にシビレがあり、一年近く前からは、夜痛みで眠れなくなったということでした。強力な痛み止めと、頭痛薬を服用しているということでした。以前、本院の受付をやってくれた芸大生がいました。その女性は、毎日六時間はピアノを弾いているということでした。そのピアニストの女性も、そうだったのでしょう。小学校の先生の演奏とは違い、時には鍵盤を激しく叩きつけたりします。そのせいか、その人たちの腕や肩には筋肉が付いています。腕や肩は、首からつっているので、どうしても首に負担がかかります。そのピアニストは、二・三回の治療で、痛みが少しラクになり、全部で十二回通院されました。システムエンジニアなど、長時間パソコンを打って仕事をしている人にも、頚椎ヘルニアは見られます。パソコンの場合、力いっぱい叩く訳ではないでしょうが、長時間にわたる頚椎への影響が考えられます。なにしろ、システムエンジニアの人達というのは、終電で帰宅するのも当たり前なんだと聞きます。

  先日、インターネットの”YOU TUBE”で、ピアノ・コンチェルトを聴きながら、演奏会の映像画面を見ていました。ピアニストは、ソバージュの長い髪を垂らした外国人女性でした。演奏し始めてしばらくすると、垂れ下がった長い髪を、首をクイッと後ろに反らして整えたのです。そして、髪が前に垂れてくるたび何回もそれをやっていました。つまり、両手がフサガっているからです。晴れの舞台ですから、きっとおしゃれな髪型で演奏したかったのでしょう。それを見た時、「あのピアニストの頚椎ヘルニアは、これかなあ・・・」と思いました。この動作は、髪の長い女性がよくやります。男性でも、タレントの田村正和さん等やりそうです。そこで提案です。髪の長い女性が下を向いて両手で作業なさる時は、なるべく髪を後ろで束ねてください。アタマの振りだけで髪を整えるのは、頚椎には決してよくありません。それと、”YOU TUBE”のピアニストは、前かがみになり、アゴを突き出して演奏していました。その姿勢も、頚椎によくありません。私達がパソコンに向かう時も、それと同じことがが言えます。パソコンが机の奥の位置にあると、どうしても前のめりになり、背中を丸めてアゴを出して・・・という姿勢になってしまいがちです。適正な高さのイスに深く腰掛け、背中が軽く背もたれに当たるように腰掛ます。そして、机にお腹が付くほどイスを前に移動します。背筋を伸ばし、アゴを引いてください。パソコンはなるべく手前に引き寄せます。その姿勢を心がければ、その姿勢を保つための筋肉が出来ます。健康は正しい姿勢によってもたらされる、カイロプラクティックの考え方です。

  昔、オーストラリアの舞台俳優で、アレキサンダーという人がいたそうです。シェークスピア劇など演じていました。その人がある時、舞台上で声が全く出なくなったということです。マイクなどない時代(?)の舞台俳優ですから、さあ大変です。医師に相談してもラチがあかず、困ったといいます。そして自分の生活や行動を、隈なく見直し考えた末、声が出なくなった原因は「姿勢」にあるのではないかと思ったそうです。彼はセリフを言う時、アゴを上に持ち上げるクセがあることに、気が付きました。シャーロック・ホームズなど、気取った英国紳士がよくやりそうな仕草です。そして、声が出なくなった原因は、それによってノドを圧迫していたのではないかと思ったそうです。それからはアゴを引き、首を上に引き伸ばすように心がけたといいます。その結果、セリフがちゃんと出るようになったということです。つまり、自分自身で解決したのです。そして彼はそれを元に、「アレキサンダー・テクニック」として世に出し、広めたということです。カイロプラクターなら誰でも知っている、アレキサンダー・テクニックの話です。私達は、小学校などで「気をつけ」の姿勢をやらされました。本院では、壁を背にして「三分間直立」というのを、やっています。学校を卒業して何十年も経つと、気をつけの姿勢を忘れてしまっています。その結果、背骨が歪んでしまっているのです。「三分間直立」をやることによって、正しい姿勢を体の神経に、もう一度覚え込ませるためにです。特にお年寄りなど、姿勢がいいだけで十歳は若く見えます。                 
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/5月の特集
■本当に苦しいのは、禁煙一日目だけ
  私は、それまで毎日3箱・4箱吸っていたタバコを、20年前に止めました。タバコをや止めたいと思っている方は、参考になさってください。喫煙は、圧倒的に発ガンのリスクが高くなります。自分がガンになり、そしてタバコの副流煙によって、長年側に寄り添っている、あなたの奥さんまで肺ガンにしてしまいます。いつもあなたの健康を気遣い、おいしい食事を作ってくれる、あなたの大切な奥さんまでも・・・。誠に、バチ当たりなことです。今後、喫煙者は徹底的に不利な立場に置かれます。タバコを止められない、意志の弱いヤツと見なされます。「オレは別に、タバコを止めようとは思わない」と言う人がいます。しかし、どうしても負け惜しみにしか聞こえません。そんな人も、出来る事なら本当はタバコを止めたいと思っているに違いありません。昔、ユル・ブリンナーというアメリカの俳優がいました。「荒野の七人」という西部劇映画に出演しました。眼光鋭く意志が強そうな顔で、困難に立ち向かう不屈のキャラクターでした。しかし彼は禁煙出来ずに、肺ガンで亡くなりました。自分の死後に、テレビで流して欲しいという「禁煙キャンペーン」のビデオを残して・・・。テレビの画面で彼は語りかけていました。「私はタバコを止められなかった。キミは絶対にタバコを吸うな。タバコを吸うな!」と、空しいですネ・・・。何を隠そう私も、ご多分に漏れず何度も禁煙に失敗しています。そして自分自身で実行可能な計画を立てた末、なんとかそれを実行して成功しました。タバコをどうしても止めたいと思っている方は参考になさってください。

  私は二十年前の正月五日間、一歩も外に出ないでタバコを止めました。計画は大晦日の夜から始まります。先ず10カートン以上はタバコを買っておきます。五日分の食料も買い込んでおきます。そして寝る前に、買い置きのタバコやライター・灰皿・喫煙具を目の前に全て出します。そして、タバコを吸います(?)。それもチェーン・スモーキングで次から次と、つまり、死ぬほど吸います。ただし、家族やペットのいない部屋にしましょう。もう結構、ノドがヒリヒリ・・・もう止めたいと思っても、まだまだ吸うのです。3・4時間は吸うのです。決心したら、中途半端はイケナイのです。中途半端だったから、今までダメだったのです!やる時は妥協しないで、迷わず徹底してやります。健康に悪い?ナンテ考える必要は一切ありません。どうせこのままタバコを吸っていたら、肺ガンになるかも知れないのですから・・・。そして、吐き気やメマイもして気持ち悪くなったら、もう限界ですので、タバコを吸うのを止めます。そうしたら、残ったタバコを濡らして引きちぎって、全部捨てます。もったいないから人に差し上げようなんて、セコイことは考えません。自分の代わりに、体に悪いモノをヒトに吸わせてはイケません。捨てるタバコは、多い程いいと思います。ここでケチるようだったら、所詮あなたは小者、何事も成就出来ません。ライターも灰皿も、ハンマーで徹底的にタタキ潰して捨てます。高価なライターだから記念品にとか、やっぱりヒトに上げるために取っておこう等と、未練たらしく考えてはダメです。来客用の灰皿なんて、これからの時代、要らないのです!要するに、弱い自分に決着を付けるための、大事な儀式です。新しい年と共に、あなたは生まれ変わるのです。そして元日の昼近い時間に、目覚まし時計をセットして寝ます。

  「明けましておめでとうございます。」元日の昼です。気が付くと、その時点で、10時間以上禁煙したことになります。さあ、今日1日が勝負です。「起き抜けのタバコの一本はうまい」と思っても、タバコはもうないので吸えません。しかも、一歩も外に出ません。これから苦難の一日の始まりです。そして禁断症状との戦いです。顔がカァーッと熱くなります。手の感覚がおかしくなり、持っている茶碗を落としてしまいます。床や天井が、ゆれ動いて見えます。とにかく、ガムをしゃぶりながらコタツで寝ています。私の経験ですと、本当に苦しいのは、禁煙一日目だけなのです。遅く起きて、なるべく早く寝て、その苦しい一日目をなるべく短くすることです。そして、禁煙二日目の朝起きた時には、禁断症状も随分軽くなっています。矢も盾もたまらず吸いたい、という気持ちではなくなります。まあ、なんとかガマン出来る感じになってきます。苦しかった禁煙一日目を乗り切ったという、自信も湧いてきます。そして、「これは、やれるかも知れない」と、思えてきます。三日目はもっと遥かに楽です。そうやって、五日間持てばもう大丈夫です。ただし、禁煙1年以内はフラッシュバックがあって、無性にタバコを吸いたい時がたまにあります。禁煙に失敗するのは、殆んど一年以内なのです。しかしそれは一瞬だけですから、その気があれば充分やり過ごせます。

  そして、無事に1年以上経ったとします。そうすると、もう全然吸いたくなくなります。そればかりか、ヒトのタバコの煙が気になり出します。何年もタバコを吸ってノドが弱っているので、煙がノドの粘膜を刺激してムセるようになります。ですから、かつてタバコを吸っていた人ほど、タバコの煙を嫌うのです。もうこうなると、完全にタバコとは縁が切れます。これは何も正月でなくても、いいと思います。五月の連休でもいいと思います。土・日に有給休暇をプラスして実行しても、それだけの価値はあると思います。物事を成し遂げた達成感と自信は、あなたにとって何ものにも替え難いものになるでしょう。そして、真っ白な歯で、さわやかに笑ってください。「本当に苦しいのは、禁煙一日目だけ。」さあ、あなたは、どうします?
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/6月の特集                    
■心の健康は、プラス思考と感謝の気持ちで・・・
  心と体は不可分です。私達は、体の一部である脳を使って考えます。そのためには、健康が保たれていなければなりません。心と体の健康です。カイロプラクティック療法は、背骨から自律神経にアプローチして、肉体の健康のみならず、それによって心の健康をも改善します。自律神経による体の健康によって、心の健康を導き、生きている喜びを実感します。それによって、思考パターンも、積極的前向きなプラス思考へとシフトして行きます。所で、今回は別の観点からも、心の問題としてアプローチしてみたいと思います。心の持ち方、考え方次第で、状況は随分変わるという事です。参考になさってください。

  家族を亡くされて、鬱(うつ)になっている方がいらっしゃると思います。ペットの死で、悲嘆に暮れている方もいらっしゃると思います。そして、立ち直れないままの方も、いらっしゃるでしょう。愛する者との別れは、必ず来ます。それは、厳粛な事実です。自分が先に行くとは限りません。残された者にとっては、とても辛(つら)く悲しいものです。それに後悔の念がからむと、いっそう深く、思い悩む事になってしまいます。親不孝してしまった、辛く当たってしまった、悲しませてしまった、真剣に向き合ってこなかった、自分の不手際で子供を死なせてしまった・・・等々。他にも、いろいろ後悔することは、あるかも知れません。本当は愛していたのに・・・。と考えるとやり切れず、正に断腸の思いです。そして、体にも、変調をきたしかねません。悲しい夢を見て、ふと夜中に目を覚まします。その後、なかなか寝付かれません。こんな時はマイナス思考になっていて、悪い事しか考えません。悪い事、不幸な事を考え、それを反省材料にして、これからの人生に役立てようというのも一理あると思います。しかし、そればっかりでは、何事も用心深くなり過ぎ、飛躍的な進歩は望めません。つまり、人はややもすると、貴重な体験がアダとなり、それが足かせとなってマイナス思考に落ち入ってしまうのです。「こうすれば、うまくいく。」と、積極的な思考を展開していくのがプラス思考です。運動などで、ストレス解消を図るのもいいでしょうが、しかしここでは気持ちをそらすのではなく、直に向き合った形で解決を考えてみましょう。

  先ず、悲しみの対象になっている人(又は、ペット)の写真をご覧になってください。ただ思い浮かべるだけでもいいでしょう。そして、その人との生活を思い出してください。楽しかった思い出です。気持ちが合わず喧嘩して、何かと悲しませたお母さんとでも、楽しかった思い出はきっとあるはずです。幼かった日々の、甘えた思い出もあるでしょう。そんな時のお母さんは、とても優しかったに違いありません。全て楽しかった思い出ばかり、たくさん思い出してあげましょう。そして、写真に向かって語りかけましょう。「私は、あなたと暮らせて本当によかった、幸せだった、ありがとう。」と・・・。どうです?気持ちが、だんだん晴れてくるでしょう・・・!あなたが気に病んでいることでも、相手は殆んど忘れてしまっています。そうでなくても、愛する相手にならば、許している筈です。そればかりか、あなたがいつまでも悲しんでいるのを、亡くなったあなたのお母さんやペットは、決して望まないでしょう。在りし日の、楽しかった事ばかり思い出して、幸せだったと思える方が、亡くなった相手も救われるし、あなた自身も救われるのです。つまり、お互いにとって、お互いの存在価値を認め、お互いの存在に対する感謝の気持ちです。そのことによって、あなたのお母さんやあなたのペットは、あなたの心の中で、いつも、そしていつまでも楽しく生き続けられるのです。そのためには、今の相手に、思いっきり愛情を注ぎましょう。あなたの奥さんに、子供に、おじいちゃん・おばあちゃんに。そして、思いっきり可愛がりましょう。あなたのペットを。現在の幸せのみならず、楽しい思い出をいっぱい作るためにも・・・。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/7月の特集                      
■自律神経は、バランスを保つことが大事
  私たちの体は、ある意味で、いろいろなバランスで成り立っています。カイロプラクティックが重要視する、体型の前後左右のバランス。その他に、ホルモンのバランス、血圧のバランス、血糖値のバランス、赤血球白血球のバランス、胃液中の酸のバランス・・・等々。例えば、血圧が高いのは良くありませんが、低過ぎると活動出来ません。コレステロール値が高いと、下げろとよく言われますが、低過ぎると命にかかわります。それらのバランスが、常に拮抗(きっこう)状態にあります。拮抗とは、互いに同等に働く、という意味です。その絶妙なバランスが崩れると、たちまち病気になってしまいます。自律神経のバランスも、やはりそうです。

  自律神経には、交感神経と副交感神経があります。私はこれまで、カイロプラクティック療法は、副交感神経を活性化して健康を取り戻す。と申し上げてきました。副交感神経を活性化することによって、安静と熟睡をもたらし、内臓の働きを活発にするからです。そうなると、ストレスをため込む交感神経は要らないのではないか・・・?という事になってしまいます。ストレスによって、時には、心身共にボロボロに参ってしまいます。しかし、決して交感神経は要らないという事ではありません。私は今、「時には」と申しました。そうなのです。別の時には、交感神経は要るのです。ですから、私達の体には、交感神経も備わっているのです。私達は毎日、健康でのんびり暮らせれば、それでいいのでしょうか。あるいは、それだけでいいのでしょうか・・・?もしそうだったら、戦争や犯罪がない代わりに、人類の文明も、その進歩発展もなかったかも知れません。そればかりか、人類は、もうとっくの昔に、滅んでしまっていたかも知れません。

  カイロプラクティック療法で活性化される副交感神経は、一般的には夜働く自律神経です。と、いつも申し上げています。一方、交感神経は昼間働く自律神経です。昼間は仕事であれ、生き残りをかけて(?)戦っている状態です。アドレナリンが出ています。私達は、人類以前の太古の昔から、生存競争にさらされて来ました。心身共に、申し分なく健康であっても、戦いに負けて殺されてしまっては何にもなりません。生き残ることが大事なのです。それは何も戦争ばかりではありません。物事に挑戦するのは、全てにおいてそうです。スポーツも、受験勉強も、営業成績も皆、形を変えた戦いです。恋愛も、いい子孫を残したい、という意味では同じく戦いです。戦いというのは、生物本来の、原始的な闘争本能です。そのバイタリティーを生み出すのが、交感神経です。しかし、いつも臨戦態勢でいるのは、心身共にストレスがたまって疲れます。ですから昼間、思いっきり活動して、夜は充分休めばいいのです。出来れば、愛する人と安んじて・・・。そして、傷んだ心身を修復するのです。つまり先に申しましたように、交感神経と副交感神経のバランスを保つのです。

  休まず働いてばかりではダメですし、自堕落に寝てばっかりいてもダメです。ということです。ちなみに、寝てばかりですと、運動不足で食欲も出ませんし、健康を保つための筋力も付きません。戦うという事は、アタマも充分使うということです。安静状態ばかりいると、事態を打開しようというような、つまりアタマは使いません。緊急性の必要性も、何もないからです。使わなければ何であれ、サビ付くのは自明の理です。無気力な顔と共に、脳ミソはボケてしまいます。こう考えますと、適度なストレスも緊張感も大事ということです。やはり一番いいのは、早寝早起きで元気で働き、そして充分休む事です。私達の人生を、充実したものにするために・・・。
特集TOP

▲目次へ戻る

 '10/8月の特集
■カイロプラクティックでは、歪みを取らない時もある?
  カイロプラクティッツク療法は、背骨の歪み(ゆがみ)を取って、神経の流れを整え、病気を治す治療法です。ですから、カイロプラクターは、ひたすら歪みを取っていきます。歪みの取れないカイロプラクターは、本来は落第です。しかし、矛盾(むじゅん)するようですが、カイロプラクティッツク療法では、あえて歪みを取らない場合もあります。といっても、無理には・・・ということです。結論から申しますと、歪みには取るべき歪みと、無理に取ってはイケない歪みがあるということです。といっても、何のことか分かりませんネ・・・。

  例えば腰椎ヘルニアの場合、腰椎の神経の圧迫によって、片側の脚に、マヒ(痛みやシビレ)が出ます。症状は圧迫が強いとひどくなり、圧迫が弱いと少し軽くなります。その圧迫の強い弱いは、多くは姿勢によっても影響されます。つまり、圧迫しやすい姿勢、圧迫しにくい姿勢ということです。ということは、往々にして、圧迫しにくいように、わざと姿勢を歪めているということになります。こいう場合姿勢を真っすぐに直したりすると、神経を圧迫することになりかねません。ですから矯正はしません。しかし、症状が改善され治ってくれば、わざと姿勢を歪めている必要がなくなるので、やがて独りでに姿勢は改善されます。ですから、こういう場合は、あえて歪みは取らないのです。
             
  あえて矯正しない他の理由については、可動性亢進(かどうせいこうしん)の場合があげられます。可動性亢進というのは、(背骨の)関節の一部が動き過ぎになって、不安定になっているということです。背骨の一箇所だけズレやすくなっていて、矯正を加えてまたズレてまた矯正を加えて・・・と、過度に矯正を加えられ、背骨の一部が不安定になってしまった人などです。それが高じて、痛みが出てしまっているのです。マッサージ代わりに、毎週のように頻繁に矯正を受けている人もそうです。カイロプラクティックの矯正は、効果と目的からいって荒療治です。カイロプラクティックは本来、病気を治すための施術です。それで病気になってしまっては、何にもなりません。やはり効果的に、効果的な回数だけにすべきです。毎週治療を受けたければ、ほぐし程度にすべきです。本院では、可動性亢進を安定させて、痛みを取る治療も行なっています。

特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/9月の特集                      
■首と背中の痛みの原因と、治療の経過
  首や背中が痛いというのは、よくある症状です。殆んどの場合は、筋肉の凝りからくるものです。ひどくなると、吐き気・頭痛を伴います。そいう場合は、運動をして血液循環をよくしてやれば良くなるのですが、夜遅く帰宅する方は、それもままなりません。手っ取り早くマッサージ、ということになってしまいます。それも、毎週のようにマッサージを受けないと、苦しくてしょうがない・・・という方もおられるでしょう。凝りも慢性化重症化すると、そういう体質になってしまい、なかなか取れないかも知れません。あるいは、背骨の歪みからくる神経的な凝りかも知れません。しかし、ここで考えてみましょう。それは、単なる凝りによる痛みではないかも知れません。特に主婦や自営業に方など、何年も健康診断から遠ざかっている方は要注意です。以前本院に、首筋から背中にかけて凝ってしょうがないという、中年女性が見えました。健康診断はしばらくやっていないが、どこも悪いところはないということでした。患者さんは、「一刻も早くやって・・・」ということで、問診で全てを話すのを面倒くさがる人もいます。持病があっても、現在の症状とは関係ないだろうと勝手に判断してしまうのです。というわけで背骨の歪みを矯正し、「だいぶラクになった」という事で帰られました。しかしその晩、心臓発作を起こし、救急車で病院に運ばれました。確かに慢性的な凝りなどもあったかも知れませんが、その背中の痛みは心臓病からくるものだったのです。背中の痛みは、往々にして内臓の病気が反映しています。

  次に考えられるのが「寝違え」です。寝違えは一度起きるとクセになり、たびたび繰り返すことになります。その度に整形外科に行っても、痛み止め・湿布薬ぐらいで、決定的な治療法はありません。不自然な格好で体を捻って作業したりすると、すぐにまた筋を違えてしまいます。背骨の動きが悪くなっているからです。カイロプラクティックで五・六回治療して治しますと、まず二度と起きません。私たちの背骨は、多くの個々の骨(椎骨)の重なりによってなりたっています。その一つ一つが関節によって結びついています。往々にして、その関節が全部均等に動いているとは限りません。背骨周辺の筋肉のコリのバラツキによって、どうしても動きやすい所とそうでない所が出来てしまうのです。そうしますと、動きやすい所にストレスが集中します。その結果、その関節周辺の筋肉にムリがかかります。そうやって、寝違えが起きると考えられます。ですから、背骨の関節の全てが、過不足なく均等に動くようにしてやればいいのです。残念ながら整形外科のお医者さんには、背骨の動きのバラツキを是正するテクニック(手技)はありません。カイロプラクターにとって寝違えは、ごく簡単な治療に過ぎません。そして、一時はひどかった症状でも、ウソみたいにきれいサッパリ治り、まず再発はしません。

  しかし、ここで又さらに重要な事は、その症状が寝違えから来ているものかどうかの問題です。ややもすると、頚椎の神経の圧迫から来るものかも知れません。そうだとしますと、腕や手の指先に症状が出ることもあります。頚椎ヘルニアかも知れませんし、変形性頚椎症かもし知れません。そうなると、不用意に頚椎をポキポキ捻る治療は禁物です。症状がたちまち悪化しかねません。その辺の所は、問診と検査を充分行ってから施術に入れば心配要りません。そして場合によっては、レントゲンやMRIを撮っていただきます。ただ、寝違えと比べて、治療期間は多少長くかかるのは事実です。しかし、これも殆んどの場合、きれいサッパリ治ります。アルコールや糖尿から来る末梢神経障害や、リウマチなどでなければ。又は、それらを併発していなければですが・・・。       
特集TOP

▲目次へ戻る

 '10/10月の特集
■砂糖の取り過ぎで、カルシウム不足になるのは?
 
以前、40歳くらいの男性が、大腿骨骨頭(正確には大腿骨頚部)を骨折しました。風呂場で転倒して、折ってしまったのです。お年寄りならいざ知らず、40歳ぐらいで、そう簡単に大腿骨骨頭が折れたりしません。まして、男性です。その人は洋菓子メーカーの人で、毎日毎日お菓子を試食していたのです。甘い物の取り過ぎで、当然のごとく太っていました。ですから一見ずんぐりして、骨太のように見えました。若い時、乗馬などスポーツを盛んにやったといいます。確かに骨の輪郭自体は太かったのです。しかし、その骨の密度は、低くなっていたのです。私たちが甘い物を食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、なぜカルシウム不足に陥るのでしょうか・・・?直接、砂糖が骨を溶かす訳はありません。骨に砂糖を振りかけても、骨は溶けませんから。ちなみに、甘い物を食べて歯磨きを怠ると虫歯になるというのも、砂糖が口内で酸に変化して、歯を溶かすのではありません。砂糖が、虫歯菌である、ミュータンス菌の餌(エサ)になるためです。そして、そのミュータンス菌が増殖するためです。では、なぜでしょうか・・・?それは、お菓子などの原料になる砂糖は、精製したモノだからです。

  私たちは太古の昔から、エネルギー源としてのデンプンや炭水化物を取ってきました。いわゆる糖質です。自然界には、精製した砂糖などあり得ません。自然の状態の食べ物として、摂取します。自然な状態では、糖分にカルシウムなどのミネラルがくっ付いています。砂糖はそれらを、不純物として取り除いたものです。一方、私たち人間の歴史の大部分は原始時代です。やはり、原始時代に精製した砂糖はあり得ません。いろいろなミネラルがくっ付いたままで食べていました。私たちの体は、その自然のままの状態で体内に吸収されるように出来ているのです。つまり、砂糖単体では吸収されないのです。ですから私たちが砂糖を摂取した時、どこからかカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを持ってきて、その砂糖にくっ付ける必要があるのです。では、どこから持って来るか・・・?一緒に食べていなければ、骨から持ってくるしかないのです。それを盛んにやっていれば、カルシウムなどの少ない骨、つまり骨密度が低い骨になってしまうことは明らかです。黒砂糖が体にいいと言うのは、最初から不純物としてのミネラルがくっ付いているからです。骨などのミネラルを消費しないからです。黒砂糖は、体にいいと言っても、その味の個性が強すぎて、まろやかな洋菓子などには向かないかも知れません。


 
ところで、私たちが体に悪い(?)砂糖を美味しいと感じるのはなぜでしょうか・・・?それは、エネルギー源としての吸収が早いからです。私たちの祖先は、飢えて死にそうになっている時、甘い果実などを食べて、たちまち元気になったのでしょう。しかも、充分ミネラルが含んだ・・・。私たちは一般に、体にいい食べ物を美味しいと感じます。そして本能的に食べ物を見分けていたのでしょう。食べ物自体が美味しいのではなく、食べる側が美味しいと感じて食べているのです。肉料理が美味しいと感じるのも、肉が体にとって良質のタンパク源だからです。ですから、私たち人間が美味しいと感じても、他の動物も美味しいと感じるとは限りません。その証拠に、私たちが好んで食べるネギやニラは、犬などの動物にとっては毒です。彼らにとっては、まずいと思います。自然の状態では、一年中甘い熟した果実を食べられないでしょう。貴重な活力源だったに違いありません。ところが現代はどうでしょう・・・?食べ物は、たやすく手に入ります。いつでも、どこでも、いくらでも食べ放題です。そのあげくが、病気を招いているのです。
特集・TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/11月の特集                      
■疲労骨折は、なぜ起きるか?
  かつてのマラソン選手、増田明美さんや、高橋尚子さんが疲労骨折していたナンテことが話題になったことがあります。内容は繰り返される脚への負荷による金属疲労のようなもの・・・といった話の内容でした。列車のレールなど、繰り返される負荷のために組織にダメージを受け、定期的に取替えなければ破断します。マラソン選手の脚もそれと同じようなものという訳です。それも一理あると思いますが、実は違うと思います。レールと人の脚では決定的に違うことがあります。それは、人の脚は生きているということです。当たり前のことですが・・・。私たちの骨の組織は、常に入れ替わっているのです。骨芽細胞で骨が形成され、一方で破骨細胞が骨を溶かしているのです。普通はそれがバランスを保っています。そして2年もすれば、骨の組織は全部入れ替わるといいます。もし、金属疲労のような形で繰り返し負荷がかかり、脚が骨折してヒビが入るとしたら、もっと激しい稽古を繰り返す、相撲取りやプロレスラーの場合はどうなんでしょう・・・。もっと骨には負担がかかるに違いありません。しかし、彼らが疲労骨折したなんて話は聞きません。

  骨を形成する物質はいろいろありますが、主な物にカルシウムがあります。私たちが筋肉を使う時、カルシウムがないと絶対動きません。そして神経も働きません。腕も脚も血管も心臓も気管も、筋肉で構成されています。私たちの骨は、その重要なカルシウムの貯蔵庫でもあるのです。そして破骨細胞によって溶かされたカルシウムが、常に神経や筋肉に供給されているのです。マラソン選手は、相撲取りやプロレスラーなどより骨にかかる負荷は少ないかも知れませんが、彼らよりも長時間練習すると思います。そうしますと、盛んに骨からカルシウムが供給されます。骨へのカルシウムの補給が、なかなか間に合いません。それが過度になれば、骨粗鬆になるのは当然です。そして、骨密度が低下して、骨にヒビが入ってしまうと考えられます。
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '10/12月の特集
■ウォーキングは、なぜ大切か?
 
太古の話になります。私たちの祖先は、それまでの樹上生活から平原に降りました。森の食料がなくなり、遠くに移動する必要が生じたのかも知れません。平原には草が生えていたでしょう。背の高い草もあったでしょう。四つ脚のままでは、遠くを見渡せません。草むらに猛獣がひそんでいるかも知れません。自然、立ち上がって辺りの様子を見回し、警戒することになります。そうやって、二足歩行が始まったのでしょう。最初は時々立ち上がって周りを警戒し、そしてまた、慣れた四つ脚で移動していたかも知れません。やがて、武器など道具を獲得し、それらを常時手にするようになると、恒常的に二足歩行に移行して来たのでしょう。当初、慣れない二足歩行は腰に負担がかかっていたに違いありません。おぼつかない足取りで歩いていたかも知れません。しかし、移動のみならず、獲物を追いかけたり猛獣から逃げたりしているうちに、気が付けば自然足腰が鍛えられていったのでしょう。クロマニヨン人からでも10万年、それ以前のネアンデアタール人、ホモエレクトスと入れると気の遠くなる程、二足歩行で毎日毎日歩き続け、私たちのDNAに引き継いできたのです。脚は全身に占める割合が大きいので、血液を沢山使います。それだけに、血液循環が活発になります。そうやって私たちの体は、歩くことによって健康が保たれる仕組みが出来上がってきたのでしょう。

  旅行といえば、江戸時代までは殆んど徒歩で移動していました。大部分の庶民はカゴや馬には乗りません。お伊勢参りなど、東海道五十三次、朝早くから晩までひたすら歩きました。半世紀前でも、梨郷村に自家用車はありませんでした。自転車さえも、一家に一台の時代です。田舎は人口密度が低いせいで、最寄りの駅や学校まで遠い所が多く、畑の往復、山仕事の往復と、毎日かなりの距離を歩いていました。ところが現代はどうでしょう・・・。東京では10分も歩けば、殆んど最寄りの駅に行けます。歩かなくなったのです。ところが最近の地方の人は、もっと歩きません。過疎化に伴い、鉄道も第三セクターになったりで本数も少なくなり、通勤には向かなくなりました。ですから大人は一人1台、軽自動車を使っています。従って、昔と違って地方の人程、歩かなくなったのです。その結果、わざわざ時間とお金をかけてウォーキングやジョギング、スポーツ等をして、脚腰を鍛える必要が出てきたのです。残業で帰宅が遅ければ、そのヒマはないかも知れません。都会に住んでいる私達としては、通勤の帰宅時を利用し、一駅手前で電車を降りてウォーキングをするのが、確実で一番いい方法だと思います。週三回で充分です。15分から20分、競歩のように全速力の勢いで歩きましょう。夜遅く、ケイタイのメールを見ながら歩き、注意力が散漫になって引ったくりに会うより、ずうっといいと思います。腰痛の再発予防のみならず、健康診断の数値改善の殆んどに役立ちます。

  うつ伏せ体勢の治療で、膝を曲げ伸ばしをしている時、脚がスムーズに動かない患者さんがいます。私達が膝を伸ばす時、脚の前部分の筋肉を収縮させて脚を伸ばします。その時、脚の後ろ側の筋肉は、無意識に力を抜く仕組みになっています。反対に、膝を曲げる時は、脚の後ろ側の筋肉を収縮させ、脚の前部の筋肉は自動的に緩める仕組みになっています。ところが、患者さんの中には、膝を曲げる時も伸ばす時も動きがこわばって、スムーズに動かない人がいます。脚の前面・後面の筋肉が、同時に力が入り収縮しているからです。こうなると、膝関節にも圧力がかかり、膝の軟骨にもムリがかかります。私達は幼児の頃から練習して歩けるようになりました。つまり、進化の過程をたどって、神経の学習と訓練をしてきたのです。その積み重ねによって、スムーズに歩けるようになったのです。神経の学習はスゴイもので、一輪車にだって乗れるようになるのです。しかし、時々はリハビリし、復習する必要があるのです。脚の筋肉の強張り(こわばり)は、長時間イスに腰掛けっ放しによる、血行不良によっても起こります。長距離ドライブや、飛行機のエコノミー・クラス症候群もこの類です。筋肉の力加減のコントロールも含めて、スムーズな動きを確認する必要もあるのです。そのためには、ウォーキングをするのが一番なのです。
特集・TOPへ

▲目次へ戻る

 '11/1月の特集                      
社会との係わりによる、心と体の健康
  私達人間は、一人では生きて行けません。原始時代の昔から、社会生活をすることによって守られ、心と体の健康を保ってきたと思います。私達は農家の人の作る野菜や穀物などを食べています。メーカーの作る洋服を着て、寒さからあるいはケガから体を守っています。乗り物のおかげで、遠くまで行けます・・・。つまり、社会から多くの恩恵を受けています。そしてその代わりに、社会のために働いています。仕事を通じ働くことによって、何かしら社会に貢献しています。ボランティアもそうでしょう。そして、そのことに生き甲斐を感じ、喜びを感じます。群れの仲間としての連帯感です。つまりそれは、安心感と共に心と体の健康をももたらします。そして仲間の健康にも貢献しているのです。心と体の健康です。社会に対する貢献度もいろいろあると思います。政治家のように、多くの人の運命を左右するような重大な仕事もあるでしょう。又、それ程でもない仕事もあるでしょう。ただし、自分の出来る範囲内で精一杯やることに意義があるのではないでしょうか・・・。私達は得意な分野、不得意な分野、能力の差もあるかもしれません。しかし、各々技術を磨いているうちに、だんだん社会に対する貢献度は高まってくるかも知れません。仕事というのは、毎日します。そのコツコツ積み重ねたものが、気が付けば、非凡なモノを生み出すかもしれません。そうなると、達成感もあるでしょう。物事を持続することの大切さです。

  しかし、一方では別の場合もあります。以前、司法試験を受け続け、40歳代半ばになってしまった人の話を聞いたことがあります。親がかりで仕事は何もしていなかったのです。自分にはコレしかないという気持ちで、諦めきれなかったのでしょう。実際、34歳で司法試験に合格した人も、私は知っています。しかし、40代半ばだったその人は、その後どうなったかは分かりません。ちなみに、最近聞いた話では、現在司法試験は三回しか受験出来ないんだとか。しかも、大金を投じて法化大学院を出なければならない・・・。仕事というのは、実際やってみないと解らない面もあります。司法試験に受かって弁護士さんになっても、予想に反して、コレは自分には向いてないナと思う人もいるかも知れません。とりあえず就職した仕事が面白くなって、天職になった人もいるかも知れません。時々立ち止まって考え見直し、行動してみるのも大切な事ではないでしょうか・・・?それを挫折と捉えるかどうかは、ご本人の考え方次第だと思います。そして良い結果を残せば、もはやそれは挫折ではなくなります。けだし名言、禍(わざわい)転じて福となす。就職氷河期や派遣人事のせいもあって、現在鬱(うつ)病の人が増えています。物事を後ろ向きに捉えてばかりいると、キリがありません。心が体が破綻してしまいます。どうか、マイナス思考の悪循環から抜け出して欲しいと思います。手前ミソになってしまいますが、本院の自律神経に対するアプローチを受けてみませんか?思いっきり熟睡し、体の健康が心の健康を導き出します。そのことによって、心がプラス思考へとシフトして行きます。「笑う門には福来る」と申します。自然といい顔の表情になって、受ける印象も全然違ってくるのではないでしょうか・・・。

  数年前、あるコンビニで週4・5日ぐらいのペースで、深夜勤務のアルバイトをしている青年がいました。30歳代半ばでした。勤務態度も真面目で、ウッチャン・ナンチャンのウッチャン・タイプのアタマの良さそうな好青年でした。店長も頼りにしていたと思います。30代後半の人には、けっこうデキそうな人でも、こういう職業面で不運な人がいます。ある時期長いこと、側の国道で道路工事をやっていました。そして60過ぎのオジサンが、夜食など買いに毎日来ていました。工事現場の交通整理をやっている警備員の人でした。来る度に、しばらくアルバイトのその青年と話し込んで帰るのです。話しているのは、もっぱらオジさんの方でした。青年はうなずいて、話を聞いているだけでした。その時間帯のコンビニは、比較的ヒマなせいもあって、手を休めて立ったまま聞いていました。どうもそのオジさんは、ハナシを聞いて貰いたくて来ていたようです。オジサンの息子ぐらいの、まだ人生経験も浅い(?)若造相手にです。立場が逆ならば別ですが、普通ならばあり得ません。そしてひとしきり話すと、満足した様子で、買った弁当などを手にして帰って行くのです。私は感心しました。その青年の人徳にです。そして、お節介ながら、「人の話を聞くような仕事についた方がいいですヨ。」と進言しました。他人(ひと)のハナシに横槍も入れず、黙って相手のハナシを聞いて上げるなど、なかなか出来る事ではありません。ややもすると、つい相手の言葉をさえぎり、持論を展開してしまいがちです。「臨床心理士でも、易者でも、何らかの相談員でも・・・」と、ついつい進言してしまいました。        
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '11/2月の特集
■血液とは何か?その役割と重要性
 
私たち生物の祖先は、海から発生しました。最初は単細胞の生物です。遺伝子を持って、仲間を増やす最小限度の生命体です。生きて行くのに必要なものは、海水から直接細胞内に取り込んでいました。酸素もミネラルも栄養素もです。海から発生し、海水にドップリ浸かっていた訳ですから、元々ある海水の成分は全部必要です。有毒なものでも、微量では、生命活動に何らかの役割を果たしているに違いありません。やがて私達は、細胞の集合体になりました。そして血管を通して海の成分を細胞に取り込むようになりました。海中に住んでいる訳ですから、循環器が正常なら海の成分は充分取り込めます。そして私達は、進化して陸に上がりました。体に血液という、小さな海を取り込んだ状態で・・・。ですから私たちの体の細胞は、現在も当時の海水と同じ成分比率の水溶液で、満たされていなければならないのです。ミネラルなどの微量元素は、食物として摂取することにより、バランスを保っていなければならないのです。バランスが崩れてしまうと、生命活動が維持できなくなり、病気になってしまうのです。血管が老化し、あるいはポンプに当たる心臓がダメになっても、血液がうまく運べなくなるので同じことです。

  血液は、私たちの体に必要なものを、血管を通して体の隅々の細胞に運ぶものです。成分は、酸素や栄養素の他、ホルモン物質・免疫物質・薬の成分などを運搬し、炭酸ガスや老廃物などを回収します。又、体温の維持・温度調節、放熱なども行っています。小腸では、小腸表面の細胞で吸収したものを、血液によって肝臓に送り届けます。肝臓で私たちの体に必要なモノに作り変えて、全身の細胞に供給します。私たちの体から出る分泌物は全て血液から作られたモノです。汗も涙もオッパイも、元はといえば血液です。尿も、大便のように腸から直接出るものではなく、老廃物の混じった血液を、腎臓で濾過(ろか)したものです。血液はサラサラで流れやすく良質なモノでなくてはならないことは、言うまでもありません。そこで、心臓と共に重要な役割をするのは血管です。いくら良質の血液を作ったところで、それを全身の細胞に送り届けられなければ意味がありません。弾力性のある良質の血管を保つことが大事です。それには、健康な体作りです。食事でありスポーツです。又、内臓の筋肉を制御する、自律神経のバランスを整えることも大切です。
特集・TOPへ

▲目次へ戻る

 '11/3月の特集                     
■肝臓の役割りと、カイロプラクティック療法
  肝臓は小腸で吸収された栄養素を、体に必要なものに作り変える所です。そして、血管を通し全身に送り出されます。肝臓の働きが悪くなると、それが上手く出来ません。摂取した栄養素が、体に生かされなくなります。そうしますと私達は生きて行けません。肝臓は沈黙の臓器で、相当悪化しなければ症状には出ません。お酒の飲み過ぎやウイルス感染などで悪化しますが、疲労やストレスでも悪化します。疲労やストレスは、働き過ぎでも起こります。いわゆる筋肉疲労です。腕や脚などの筋肉のみならず、内臓の筋肉もそうです。私達が走ったりして、筋肉を激しく使うと、筋肉のグリコーゲンを消費します。グリコーゲンは、肝臓で作られ筋肉に供給され貯えられます。それ程激しくない運動や内臓の筋肉などには、体の脂肪をエネルギー源に作り変えて全身の筋肉に供給します。それが過度になれば、肝臓がオーバーワークになってしまい、疲れ果てその機能が低下します。

  そうならないためには、充分休養を取り、疲労を回復することが大切です。しかし私達は時として、充分な休養が取れる環境ばかりではありません。ややもすると疲労を重ね疲れが残り、また忙しさから睡眠不足になりがちです。その弊害を防ぐためには、どうすれば良いでしょうか・・・。先ず、栄養を取りエネルギー源を補充することも大事でしょう。そして体の傷んだ所を補修することが大事でしょう。それと同時に、充分な時間の睡眠を取ることも大事です。それが心の安定、ストレスの緩和にもつながるでしょう。充分な睡眠時間が取れなければ、熟睡が出来ていればマシかも知れません。しかし、なかなか寝付かれない人も多く、熟睡出来ない人も多いのも確かです。疲労によって、自律神経のバランスが崩れているからです。忙しいために運動不足に陥り、又、就寝時間が遅いために、睡眠の環境が悪くなっているせいも考えられます。

  カイロクラクティック療法では、背骨にアプローチして副交感神経を活性化していきます。副交感神経は、夜働く神経です。ですから、副交感神経が働いてくると、眠くなるのです。そして、熟睡出来るようになるのです。その結果、肉体的・精神的ストレスから開放され、肝臓の機能回復に役立つのです(手遅れでなければです)。又、自律神経は、内臓の筋肉を制御している神経です。このうち、副交感神経は内臓の働きを活発にします。そうしますと、私達が摂取した栄養素が充分吸収されて、血管を通し体の隅々まで行きわたようになります。その結果、健康回復に役立つのです。これらを全て薬で解決することがいかに難しいかは、もう誰でもお分かりでしょう。増して、副作用もなしに・・・。              
特集TOPへ

▲目次へ戻る

 '11/4月の特集
■お医者さんの治療と、カイロプラクティックの治療
 
お医者さんの治療と、カイロプラクティックの治療では、病気に対する考え方や治療法が、全く違います。つまり、哲学が根本的に違うのです。根っこの所の哲学が違うと、その上に学問や研究を積み重ね枝葉を付けて発展させていく訳ですから、お医者さんにカイロプラクティックの理論が理解できないのは当然です。キリスト教徒とイスラム教徒は、理性では歩み寄れても、どうしても妥協出来ない根本的な問題が出てくる・・・それと同じ事です。厚労省の技官は、お医者さんです。そういう訳でカイロプラクティック療法を理解できないので、いつまで経ってもカイロプラクティック療法は、法制化されない訳です。つまり、官僚任せでなく、選挙を通じて政治家を動かして行かなければ、日本でカイロプラクティックは、永久に法制化されません。いいものは、積極的に認めて行こうとする、合理主義のアメリカとはシステムが全く違うのです。厚労省の事務方のお役人にしても、ご自身でカイロプラクティックの治療を受けるなどして、実はカイロプラクティックに心酔している、という人もいるかも知れません。しかし、それを公に言葉で発する勇気ある人は、省内の雰囲気的に皆無なのでしょう。あるいは、カイロプラクティック療法を経済的に余裕のある人だけの、自分達だけが享受出来れば、それでいいと思っているのでしょうか・・・。

  私たちカイロプラクターは、主として背骨の歪みを取り、神経の流れを整えて病気を治します。一方、お医者さんは、一般的には薬を処方して薬で治します。ですから、英語でメディカル・ドクターといいます。メディカルは、薬のことです。整形外科のお医者さんの治療法としては、保存療法と外科手術があります。保存療法というのは、切らずに治す治療法です。痛み止めの薬や湿布薬、牽引(けんいん)療法などです。カイロプラクティック療法は、全て保存療法です。整形外科の保存療法が利かなければ、手術を嫌う患者さんの多くは、整骨院などを経て、最終的にカイロプラクティックの治療院に訪れます。整形外科の主な保存療法である牽引療法は、はっきり申してあまり利きません。背骨をまっすぐ引っ張っても、伸びやすい所が伸びるだけだからです。患部はむしろ、筋肉の緊張などで伸びが悪くなっています。往々にして、強力に引っ張っても最後に伸びるのが、患部ということになってしまうからです。ですから、「とりあえず、牽引しましょう」ということで週三回、一箇月間牽引治療に通ってみたところで、効果が全然なかった・・・ということになってしまうのです。全くその装置たるや旧態依然で、抜本的には何も改良されていません。

  保険治療のお医者さんならいざ知らず、自由診療のカイロプラクティックの所には、結果を出さなければ誰も来ません。カイロプラクティック療法の場合は、ピンポイントにヘルニアなどの患部に絞って牽引出来るのです。少ない力で、効果的に牽引出来るのです。つまり、症状が早期に改善されます。

「特 集」アーカイブ・本文②へ
特集・TOPへ

▲目次へ戻る

トップページカイロプラクティックって何?適応症・施術・料金・営業日時他行き方・地図
★腰痛・ヘルニア五十肩・膝痛頭痛・肩こり☆うつ症状・自律神経失調・不眠・ストレス
特集アーカイブ

                          TOP
  
         Copyright (C) 2008 Komagome Chiropractic Center. All Rights Reserved.
      ※本院に於ける治療案内・営業案内等は、当オリジナル・ホームページ最新掲載内容が全て優先します。
      ※当ホームページ著作権は全頁、駒込カイロプラクティックセンターにあり、無断の転記・転載を禁じます。

フッターイメージ